フルート講座2⃣あごは大切やわらかく〜♪後編

~氏川巳央先生のフルート講座~🐣

この講座は、普段のレッスンでの生徒さんのお悩みや、一緒に取り組んでいることをテーマにお話していきたいと思います♬


第2回 今回は顎(あご)について後編です😊


「楽に音を出す、音程を作る」顎の動きについて取り上げたいと思います。

※前編の内容が基本となりますので、ご覧になっていない方はぜひそちらからご覧下さい。


さて、前回は顎を下げるというお話をしましたが、今回は顎を前に出すということをしたいと思います。


皆さん、例えば高音を出すのが難しいと感じている時、力を込めて吹いたりしていないでしょうか?

力を込めて音が出たとしても、一瞬で息が切れ疲れてしまいますし、何よりも出た音が美しくありません。


基本的にフルートを吹く際、口元に感じる力は僅かで、楽に吹けることが望ましいです💮


そう言われても・・・音が出ないから、力を込めているんだ!どうしたらいいんだ?!


そんな方、ここで顎の位置に着目してみましょう。

レッツトライ✨


1、まずは楽器は使わずに、口元だけでやってみましょう♪

前回お話した、顎(下の歯)を下げている状態から、前に出してみます。

要は、しゃくれのような顔になります。

そうすると、上唇よりも下唇が前に出ている状態になります。


2、その状態でアンブシュア(フルートを吹く口の形)を作り、息を出してみます。

そうすると、顎を出す前よりも少し上向きに息が出ます


3、自分が苦手とする高音域の音で試してみましょう。

まずは顎を下げる→顎を少しずつ前に出しながら、楽に音が当たる息の角度を探していく

※やりすぎの場合もあるので少しずつです


いかがでしょうか。力を入れずに音が出た!という方はバッチリです。

何度かやりながらコツを掴めるといいと思うので、必ず口の力が入りすぎないよう気をつけながらやってみましょう😊



<応用編>

この顎の動きですが、音程を作る時にも非常に大事です。

○顎を前に出す→息が上向きになる→音程が高くなる

○顎を下げる→息が下向きになる→音程が下がる

という仕組みです。


音程のコントロールに関しては、難しい部分ですので、また改めてお話しする回を作ろうと思っています。



今回やってみて、上手く出来なかったという人は、上手くコントロールが出来ていなか、やりすぎていたり、他のところに問題があることもあるので、フルートの先生に直接見てもらうのが良いとおもいます。

氏川フルート教室では、オンライレッスンも開講していますので、お気軽にお問い合わせください🌸

氏川フルート教室Studio Clari

愛知県のフルート教室 ♫瀬戸市の瀬戸教室 ♫津島市の津島教室 オンラインレッスンも行っています